20230609

20230609

本日の出荷情報をお知らせいたします。
適度な雨と気温の上昇を受けて雑草の成長が旺盛となり、除草などの管理作業に加えて、明日の講演の準備などが重なり、本日の出荷はお休みいたします。

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○ウリ科:ウリ科野菜も耐寒性が低く、ナス科野菜よりも弱いです。
共通の特徴として雌花の着き方があります。キュウリの節成り品種を除いて、ほとんどのウリ科野菜は主枝に雌花が着きにくく、側枝(子ヅル・孫ヅル)に着きやすい性質を持っています。苗定植後の管理法として、主枝を本葉6~8枚で摘心することです。摘心によって子ツル・孫ツルが発生しやすくなり、雌花が着きやすくなります。
ウリ科野菜の共通した病害虫として、「うどんこ病」と「ウリハムシ」がありますが、なかなか防除が難しい病害虫です。
(続く)

20230608

20230608

本日の出荷情報をお知らせいたします。
●ネギニラ「なかみどり」⑤
シャキシャキ、ジューシーで、ニラとは別物です。生でサラダとしてもGOOD!火を通してもシャキシャキ感を味わえます。一度食べたら記憶に残ります。
●ニンジン「向陽2号(葉着き)」⑨
いよいよ最終段階に突入。
●ダイコン「四季姫」③
根も葉も味わえる小型大根。肉質が緻密で、おろし大根としてもGOODです。
●ジャンボニンニク①
●小ネギ「竹千代」⑥

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○ナス科:ナス科の野菜は中央アメリカから南アメリカ原産やインド原産のものが多く、低温に対して弱く、霜に当たると凍傷になります。苗の定植は晩霜害の心配がなくなった時期に行います。
ナス科の野菜の最も怖い病気は青枯れ病です。土壌中の細菌病で水と共に広がるので、あっという間に畑全体に蔓延します。トマト、ナス、ピーマンなどナス科野菜全般に感染して、7月の高温期に株全体が萎れて枯れます。発生すると土壌消毒以外に対処方法はありません。ナス科野菜を連作することは極力避けましょう。害虫ではスリップス(アザミウマ)が問題となります。
(続く)

20230606

20230606

本日の出荷情報をお知らせいたします。
●ジャンボニンニク②【初出荷】
●大葉シソ②【初出荷】
●ダイコン「四季姫」③【初出荷】
●サニーレタス「レッドファイヤー」①
●リーフレタス「グリーンウェーブ」⑤
●小ネギ「竹千代」③
●ブロッコリー「ウィンベル」②

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○アブラナ科:アブラナ科の野菜は低温短日条件で花芽分化します。特に一定の大きさ(本葉10~12枚以上)になって低温に当たると花芽ができ始めます。9月に種子を蒔いたり苗を植える場合にはほとんど問題がありませんが、11月過ぎに種子を蒔く場合に注意が必要です。12月までに苗が大きくなると冬の低温と短日条件で花芽ができ、それ以降は葉の枚数が増えません。同様に1月~2月に種子を蒔く場合も注意が必要です。
病気についてもアブラナ科共通の病気があります。白サビ病は気温が20℃前後で夜間の湿度が高いと多発します。すなわち、最低気温が10℃で最高気温が20℃の時期の11月と3月~4月に発生します。なかなか抑えられない病気なので、この時期の栽培には抵抗性品種を選択しています。
(続く)

20230605

20230605

本日の出荷情報をお知らせいたします。
●リーフレタス「マリノ」⑥
●ネギニラ「なかみどり」④
●ニンジン「向陽2号」②

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●植物の分類学による分類で同じ科に分類される野菜は様々な生理現象で共通点を持っています。
○キク科:レタスをはじめとするキク科の野菜はほとんどが高温長日条件で花芽分化が始まります。春分の日(秋分の日)は日長が12時間ですが、植物にとっては12時間は短日条件と判断しているため、春分の日を過ぎるとキク科の野菜は花芽が出来はじめます。花芽が出来るとリーフレタスは商品価値が下がるため、晩抽性(花芽が着きにくい性質)の品種を選ぶ必要があります。
また、花芽形成は種蒔きから一定の生育後に始まることから、春菊などは春分の日の前までは刈り取り収穫ができますが、5月以降は種子を蒔いて一定程度生育したら株元から一斉収穫する品種に切り替えます。
レタス、春菊、ゴボウは光発芽性(好光性種子)があり、種子を蒔く時に覆土が厚いと発芽しないため軽く土を被せる程度にします。
(続く)

20230604

20230604

本日の出荷情報をお知らせいたします。
●ネギニラ「なかみどり」⑥
日本初のネギとニラの交雑品種。シャキシャキ感と、なぜかニンニクの香り。おんさい広場店舗の右奥のニラのコーナーに並んでいます。目立たない場所なんですが、是非探してみてください。
●ケール「ジューシーグリーン」④
●サニーレタス「レッドファイヤー」⑦
●リーフレタス「マリノ」⑥
●春菊「香取」⑦
●ニンジン「ベータリッチ」⑩
●ニンジン「向陽2号」⑩
●小ネギ「竹千代」⑨
●ブロッコリー「ウィンベル」⑫
●サヤインゲン「サクサク王子」⑧

20230603

20230603

昨日の雨はなかなかの本降りで、農園も一時的に水没しました。雨の中で収穫した野菜の出荷情報をお知らせいたします。
●ケール「ジューシーグリーン」⑦
●春菊「香取」⑥
●キャベツ「みさき」④
●ニンジン「ベータリッチ」⑩
●ニンジン「向陽2号」⑪
●小ネギ「竹千代」⑫
●ブロッコリー「ウィンベル」⑩
●サヤインゲン「サクサク王子」⑪
●ルッコラ③

6月10日のJAぎふ主催「食と農の祭典」での私のお話しですが、定員の80名を超えそうとのことです。お申し込みいただきました皆様に感謝申し上げます。1時間と短い時間ですので有機農業の最初の観点をお話しようと考えています。

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主要7科以外で主要な野菜は
★アカザ科【ホウレンソウ・テーブルビート・フダンソウ・スイスチャード)】
★バラ科【イチゴ】
★ヒルガオ科【サツマイモ・空心菜】
★ショウガ科【ショウガ・ミョウガ】
★ヤマノイモ科【自然薯】
★イネ科【トウモロコシ・ヤングコーン】
★サトイモ科【サトイモ・京芋】
★アオイ科【オクラ・ダビデの星】
★シソ科【大葉シソ】
★アヤメ科【サフラン】
(続く)

20230602

20230602

本日の出荷はお休みいたします。よろしくお願いいたします。

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★植物の分類(新シリーズ)
栽培されている野菜を植物分類学で区分すると、それらの多くが7種類に分類されて「主要7科」と言われます。昨年に福井農園で栽培した野菜を分けてみます。
●アブラナ科:白菜・キャベツ・ブロッコリー・カリフラワー・コールラビ・芽キャベツ・小松菜・カブ・水菜・大根・二十日大根・ターサイ・チンゲン菜・ケール・高菜・ザーサイ・子宝菜・ルッコラ・大根・ホースラディッシュ
●ナス科:ナス・ピーマン・パプリカ・万願寺唐辛子・シシトウ・ジャガイモ・トマト
●ウリ科:バターナッツ・冬瓜・カボチャ・キュウリ・ズッキーニ・ゴーヤ
●キク科:レタス・リーフレタス・ロメインレタス・春菊・サラダ春菊・食用菊、ヤーコン
●マメ科:ソラマメ・スナップエンドウ・絹さやエンドウ・グリーンピース・シカク豆
●セリ科:ミツバ・パクチー、ニンジン、パセリ
●ユリ科:九条ネギ・小ネギ・鍋将軍・下仁田ネギ・ニンニク・ジャンボニンニク・ワケギ・ニラ・ネギニラ
(続く)

20230601

20230601

本日の出荷情報をお知らせいたします。
●ケール「ジューシーグリーン」③
●リーフレタス「マリノ」④
●島ラッキョウ①
●サヤインゲン「サクサク王子」②

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★家庭菜園、プランター栽培のチョッとしたコツ
●キュウリ
ツルの管理が基本中の基本。
親ツルは6節まで腋芽をすべて切除し、蕾が見えたら雌雄花を問わずすべて切除する。6節目以上は子づるを伸ばして葉が2枚でその先の芽を切り取る。果実は子づるの2節目に必ず着きます。孫づるは基本的に放任して果実を成らせ放題。花が咲いたら収穫は1週間後です。
最初の果実が収穫できたら追肥を忘れないように。1株あたり軽く一握りの油粕(8-8-8化成肥料でも同じ)。追肥は2週間ごとに同量を与えます。1株から100本のキュウリの収穫が目標です。
【栽培のコツ】最初の果実が収穫をむかえたら、別の所(新たなプランター)に種を蒔きましょう。キュウリは長期間の収穫は難しく、特に夏は親づるの樹勢の維持が難しいので、孫づるの収穫が始まると一気に樹勢が衰えます。株の更新をすることで9月まで収穫ができます。