20240208
本日の出荷情報をお知らせいたします。
●高菜⑤
●子持ち高菜②
●ほうれん草「赤根」②
●小ネギ「竹千代」③
【コラムの続き】
ヨトウムシは防除対策を取らないと収穫が皆無となるほどの被害となるため、無農薬栽培で最も大きな難関の一つです。殺虫剤を使用すれば簡単に防除できますが、無農薬栽培では色々な対策を講じる必要があります。
(1)微生物資材(BT剤)
バチルス・チューリンゲンシス(BT)という微生物(細菌)は休眠状態の芽胞という形態を取る時に結晶性の殺虫性タンパク質を作ります。この殺虫性タンパク質はアルカリ性の環境下で毒素が発現され、酸性状態では分解されて無害となります。BT剤はこのBT菌の芽胞を精製して粉状にして商品化されています。
ヨトウムシなどの昆虫の消化管内はアルカリ性で、BT菌の芽胞を葉と共に摂取すると体内でBT毒素が発現され、腸管組織が破壊されて下痢状態となって死に至ります。一方、哺乳類の胃は酸性のためBT毒素は分解されて無害となり、人を含めた哺乳類への高い安全性が確認されており、有機JAS認証でも使

