20230614

20230614

コラムの続き
●連作障害
同じ科に属する野菜を連作すると「連作障害」といわれる現象が起きます。
連作障害の原因として、(1)特定の養分欠乏、(2)土壌病害、(3)生育阻害物質があげられていますが、養分欠乏が原因で連作障害がおきる事例は希で、主に土壌病害の発生が原因です。マメ科野菜では生育阻害物質が原因の連作障害が見られます。
同じ科に属する野菜は共通して同じ病気に罹りやすい性質があります。特に根に加害する土壌病害は深刻な病徴を示して、ひどい場合には枯死します。
最も深刻な土壌病害として、ナス科の「青枯れ病」があり、ナス科の植物全般に感染して、高温期に見る見るうちに枯れてしまいます。水を媒介して蔓延する細菌病で、ナス科の野菜を繰り返して栽培すると土壌中の菌密度が高まり、ナス科の野菜を栽培できない畑になります。
(続く)

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